2013年07月14日

看過してはならない憲法無視

憲法63条は、「内閣総理大臣その他の国務大臣は答弁又は説明のため出席を求められたときは、出席しなければならない、と定めているが、6月24日及び25日に開催された参議院予算委員会に出席要請を受けながら、安倍総理他の閣僚は参議院予算委員会に出席しなかった。

マスコミはこの問題を軽く受け流してしまい、現在までまったく問題視していないが、これはいけない。

誰もが口を噤んでいるとこういう無法・違法が罷り通ってしまう。
このまま終わってしまうと、内閣の国会軽視、憲法無視が既成事実化してしまう。
いけないことはいけないと言っておかなければならない。
いくら選挙で勝ったからといって、憲法を無視するようなことはしてはならない。

マスコミは会期末における総理に対する問責決議を茶番劇だと一蹴した。
私も茶番だと思った。

しかし、よくよく調べてみるとこれは茶番劇ではなくもっと深刻な問題だった。

そのことに気が付いた人は、ごく一部のようである。
気が付いたけれど、本当にはこの問題の深刻さが理解できていないためにあっという間にその人たちの脳裏から消え去ってしまったのだろう。

安倍内閣の憲法無視は、やはり改めさせなければならない。
まずは、事実の認識の共有をしておこう。

マスコミが報道しなかった問責決議を紹介しておく。
この問責決議の理由に示された事実関係に間違いがないのだったら、やはりこういう憲法無視はどんなことがあってもするものではない。

「本院は、内閣総理大臣安倍晋三君を問責する。
右、決議する。

理由

安倍内閣は、参議院規則第38条第2項に則り正式な手続きを経て開催された参議院予算委員会の出席要求を拒否し、6月24日、25日の両日に渡って同委員会をん欠席した。
これは、国務大臣の出席義務を規定した日本国憲法第63条に違反する許しがたい暴挙である。

安倍内閣は出席拒否の理由として、平田健二参議院議長の不信任決議が提出されたことをあげているが、会期末で日程が制約される中でおよそ正当性のない不信任決議案で国会審議を遅延させ、更には同案の処理を先延ばしにしているのは他ならぬ与党であり、また同案採決の条件として予算員会の開催をしないことを条件にしていることからも、予算員会の開催を妨害していることは明白である。

安倍内閣は質疑通告さえも拒否したばかりではなく、正式に文書で予算委員長が出席要求したところ、署名のないメモで出席拒否する旨回答した。国権の最高機関である国会をこのように愚弄する行為は前代未聞であり、議会制民主主義を根底から揺るがせものである。

憲法に違反して国民主権を蔑ろにし、我が国の立憲主義をも踏みにじろうとする安倍晋三内閣総理大臣の責任は極めて重大である。
よってここに、安倍晋三内閣総理大臣の問責決議案を提出する。」

posted by 憲法フォーラム at 20:25| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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