2013年07月15日

後出しジャンケンにならないためにーやはり自民党の憲法無視は看過してはならない

2013-07-14 14:07:45

テーマ:---

護憲的改憲論者である私は、本当に困っている。
今の自民党は、私がいた時の自民党ではない。

為政者として現実にやっていることはそれほど悪くないのだが、頭の中、腹の中で考えていることをそのままさらけ出されてしまうと、とてもついていけなくなる。

それ違うよ。
私たちはそんなことは言ったことがないよ。
そこまで行っちゃあダメだよ。

そういうことが、実は目立っている。

参議院選挙が終わるまで蓋を閉じておこうかと思ったが、後になってなんで言ってくれなかったんだ、とか、そんなの、後出しジャンケンだよ、などと言われないように、気がついたことは言っておくことにする。

自民党の今の憲法改正草案はひどい。

これは、私が自民党にいた当時には影も形もなかったものだ。
衆議院の憲法調査会や自民党の憲法調査会で論陣を張っていた当時の自民党憲法族の私たちがいなくなってから、憲法族ではない人たちが寄ってたかって自民党のそれまでの積み上げてきた憲法議論を壊して、随分とみっともない憲法改正草案を作ってしまったものだ。

異議あり、と声を上げたいところだが、既に自民党を離れていたから何も口を挟めなかった。
これからも口を挟めるようなポジションには立てないと思うが、いつまでも口を閉じておくことはできない。
参議院選挙で自民党の議席が増え、自民党の政治基盤がますます強くなるだろうから、もはや私の意見は誰にも影響を与えないだろうが、それでも言っておく。

自民党の今の憲法改正草案は、ひどい。
かつての自民党憲法族の一人として私はそう思う。
2005年11月22日の結党50周年自民党大会で発表された新憲法草案(旧草案)の方がよかった。

なんでこんなにひどくなったのか。
この間の事情については、社民党の自民党「日本国憲法改正草案」全文批判(2013年4月18日社民党第53回受任幹事会)に詳しい。
以下、引用しておく。

社民党の自民党「日本国憲法改正草案」の全文批判より引用:

「2012年4月27日、自民党は「主権回復60年」に向けて「日本国憲法改正草案」(以下「改正
草案」)を決定・発表した。すでに自民党は2005年11月22日の結党50周年党大会で「新憲法
草案」(以下「旧草案」)を発表していたが、今回の「改正草案」は、この「旧草案」の再検討や
補強の範囲を大きく超えた内容となっている。天皇の元首化や「国防軍」の設置、緊急権条
項、国旗・国歌の尊重義務化など、05年の「旧草案」では現実可能性に配慮し控えられとい
われる復古的な要素が全面的に取り入れられたのが特徴だ。

「旧草案」は、作成時に検討された「国柄」、「国旗・国歌」、「天皇の元首化」、「国防の責
務」、「家族の保護」などのあからさまな表現が抑えられ、首相公選制導入、二院制の見直
し、憲法裁判所の設置、国家緊急権の創設などの大きな改編にも踏み込まなかった。実現
可能性や他党への配慮を優先させたためと考えられた。

今回の「改正草案」は、自民党が野党時代に政権から離れた自由な立場で、国民同意や
他党の同調の得やすさを考慮せずに作られたため、むしろ自民党の「本音」を素直に反映し
た内容となっている。

※「新憲法草案」(旧草案)までの経緯
04年6月に公表された自民党憲法調査会憲法改正プロジェクトチーム「論点整理」以降、同年11
月には同党憲法調査会憲法改正案起草委員会「憲法改正草案大綱(たたき台)」(※中谷元委員長
が自衛隊幕僚幹部に協力を依頼していたことが発覚するなどして白紙撤回)、05年4月に「新憲法起
草委員会各小委員会要綱」、05年7月「新憲法起草委員会・要綱第一次素案」、同8月「新憲法第1
次案」、同10月「新憲法第2次案」と積み重ねられてきた自民党の改憲に向けた取り組みの一つの到
達点が、2005年11月22日の結党50周年党大会で発表された「新憲法草案」である。自民党が具体
的な条文案としてまとめたのはこれが初めて。」
posted by 憲法フォーラム at 21:31| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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